面接で見られているのは「生き様」であるとは、常日ごろから私が生徒さんに伝えている事です。
とは言え、かく言う私も、その言葉の真意を、自身が学生の頃、どこまで理解できていたかと言うと。。。(笑)
何度もCA受験に躓き、ようやく夢を手にした時、これまで歩んできた道のりを振り返り
「こういう事だったのか・・・」と改めて気づいたのです。
【小手先のテクニックより、唯一無二の存在に!!】
私が主軸に置くこの考え方は、何より私自身が夢へ挑む、険しい道のりの中で確信したものです。
先日、大学のキャリア教育の授業の中で
「先生がおっしゃっていた、面接で見られているのは、生き様だという言葉に心が震えました」
そうアンケートに書いてくれた学生がいました。
なにぶん、大学の講義は1クラス100人から120人はいて
果たして、一体その相手が誰なのか、特定する事は容易ではありません。
そんな時、ふと・・・
「もしかしてあの子では?」と頭によぎる学生がいました。
授業の始まりと終わりに必ず・・・
「よろしくお願いいたします!!」
「ありがとうございました!」と深々と頭を下げてくれる学生。
挨拶すらなかなか出来ない学生が多い中、なんて清々しいんだろう、と。
後に確認すると、やはり私の予想は的中で、彼は奨学金で大学に通い
家計を助けるために毎月10万円を家に入れられるようにと、学業とアルバイトを両立しているとの事でした。
なるほど、だからこそ「生き様」という言葉が彼に深く響いたのですね。
まさに、彼にしかできない、歩めない道を歩んでいる最中だから・・・
そしてそんな彼だからこそ「唯一無二」の輝きを放っているのだと。
彼の「生き様」を目の当たりにして、改めて選ばれる人の「在り方」について考えさせられた出来事でした。